プロジェクトマネージャ試験(PM)

プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験は、高度IT人材として、プロジェクト計画の立案、計画した予算、納期、品質の達成について責任をもってプロジェクトを管理・運営することができるレベルであるかを問われる国家試験です。

試験のレベルは他の高度情報処理技術者試験と同じ最も難易度の高いスキルレベル4に相当しますが、その中でも、ITストラテジスト試験、システム監査技術者試験と並んで最も難関な試験とされています。

プロジェクトを引っ張っていく人材は社会的な需要も高く、IT業界でも社員に取らせたい資格としてトップクラスの資格とされています。

プロジェクトマネージャの役割

情報システム又は組込みシステムのシステム開発プロジェクトの責任者として、当該プロジェクトを計画、実行、管理する業務に従事し、次の役割を主導的に果たすとともに、下位者を指導します。

1.必要に応じて個別システム化構想・計画の策定を支援し、策定された個別システム化構想・計画に基づいて当該プロジェクトの実行計画をプロジェクト計画として立案する。

2.必要となる要員や資源を確保し、プロジェクト体制を確立する。

3.予算、工程、品質などを管理し、プロジェクトを円滑に運営する。進捗状況を把握し、問題や将来見込まれる課題を早期に把握・認識し、適切な対策・対応を実施することによって、プロジェクトの目標を達成する。

4.プロジェクトの上位者及び関係者に、適宜、プロジェクトの実行計画、進捗状況、課題と対応策などを報告し、支援・協力を得て、プロジェクトを円滑に運営する。

5.プロジェクトの工程の区切り及び全体の終了時、又は必要に応じて適宜、プロジェクトの計画と実績を分析・評価し、プロジェクトのその後の運営に反映するとともに、ほかのプロジェクトの参考に資する。

引用:情報処理推進機構:プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験

受験資格

年齢・性別・学歴に関係なく、誰でも受験できます。

以下のいずれかの場合、本人の申請によりその後2年間、午前Ⅰ試験が免除されます。

応用情報技術者試験に合格した者
②いずれかの高度試験に合格した者
③いずれかの高度試験の午前Ⅰで基準点以上の成績を得た者
情報処理安全確保支援士試験に合格した者
⑤情報処理安全確保支援士試験の午前Iに基準点以上を得た者

試験日時・試験の方法・試験の内容

受験(願書)の申し込みは例年1月の上旬から2月の上旬までに受付されます。

試験は、春期のみ、例年 4月の第3日曜日に実施されます。

午前Ⅰ試験 09:30-10:20(50分)

テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系から30問
※四肢択一問題30問×3点または4点で合計 100点

午前Ⅱ試験 10:50-11:30(40分)

テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系から25問
※四肢択一問題25問×4点で合計 100点

・セキュリティ
・システム開発技術
・ソフトウェア開発管理技術
・プロジェクトマネジメント
・サービスマネジメント
・システム企画
・法務
の7分野から出題

午後Ⅰ試験 12:30-14:00(90分)

※記述式3問中2問回答×50点で合計100点

午後Ⅱ試験 14:30-16:30(120分)

※論述式2問中1問回答×100点で合計100点

※午後Ⅱ:1問
※午後Ⅰ・Ⅱ試験(午後Ⅰ:記述式、午後Ⅱ:論述式)

<午後試験の出題範囲>

①プロジェクトの立上げ・計画に関すること
②プロジェクトの実行・コントロールに関すること
③プロジェクトの終結に関すること

参考:情報処理技術者試験の過去問

合格基準

午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後Ⅰ 午後Ⅱ
試験
時間
50分 40分 90分 120分
出題
形式
多肢選択式
(四肢択一)
多肢選択式
(四肢択一)
記述式 論述式
出題
30問出題
30問回答
25問出題
25問回答
3問出題
2問回答
2問出題
1問回答
合格
基準
100点満点中
60点以上
100点満点中
60点以上
100点満点中
60点以上
ランクA
(合格水準に
ある者)

合格率

プロジェクトマネージャ試験の合格率は13%前後です。

合格率だけをみると、さほど難易度が高いようには感じませんが、業界内でも経験を積んだベテランが受験しますので、実質的な難易度は数字以上に高くなります。

合格発表は試験実施日の2ヶ月後です。当日の正午にIPAのサイト上で公開されると共に後に官報にも掲載されます。

受験料

平成30年は、5,700円

合格者の特典

プロジェクトマネージャ試験の合格者は、
・弁理士試験の科目免除
・中小企業診断士試験の科目免除
・技術陸曹・海曹・空曹及び予備自衛官補(技能公募)の任用資格
などのほか、省庁・官庁での階級評価試験として利用されており、公認会計士試験、税理士試験などとともに最難関の試験として評価することが多いとされています。

また、プロジェクトマネージャ試験の合格者又は午前Iに基準点以上を得れば2年間、他の高度情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の午前Iの科目免除が受けられます。




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