マンション管理士試験

マンション管理士試験

マンション管理士は、平成13年8月に施行された「マンションの管理の適正化の推進に関する法律(マンション管理適正化法)」に基づく国家資格です。

マンションの維持・管理に関するコンサルタントに必要とされる一定の専門知識を有している事を証明する国家資格です。通称「マン管」と呼ばれています。

2019年現在、日本国内には650万戸以上のマンションがあり、そこで1500万人以上ほどが暮らしていると言われています。

マンション管理士は、マンションの住民間で発生するさまざまなトラブルに対して住民の立場で相談に乗り、解決に導くためアドバイスを行います。

マンションの増加に伴いマンション管理士の需要は増々高まっています。

主な就職・転職先はマンション管理会社ですが不動産関係の企業からも需要があります。

このため、宅建士管理業務主任者の資格とW取得している人が多く、50代、60代のシニア世代で取得したい資格としても上位にランキングされる人気資格です。

また、組合員や理事会の役員がマンション管理士の資格を取得することで、管理会社との交渉やマンションの修繕を請け負う業者との交渉を、より有利に進めることができるようになります。

独立開業も可能ですが「マンション管理士」の単独資格で開業しているケースは少ないのが現状です。

行政書士土地家屋調査士などを併せ持って開業することで仕事の幅を広げることができ、相乗効果も狙えます。

マンション管理士になるには

マンション管理士になるには、マンション管理士試験に合格し、公益財団法人マンション管理センターにマンション管理士として登録することが必要です。

尚、試験合格後に登録しなければマンション管理士や類似する名称を名乗ることはできません(名称独占資格)が、そのような名称を名乗らなければ、誰でもマンションの維持・管理に関するコンサルタントを行うことができます(独占業務はありません)。

あくまでもライセンス取得による知識・能力の認定資格になります。

マンション管理士試験

マンション管理士試験は平成13年に創設された比較的歴史の浅い試験です。

宅建士などと比べるとメジャーな試験ではありませんが、難易度も高く時間をかけて学習しないと合格できません。そのため業界ではステイタスの高い国家資格です。

受験資格

年齢・性別・学歴に関係なく、誰でも受験できます。

試験日時・試験の方法

例年、願書配布が8月1日に始まり、9月上旬から10月下旬に申し込み、11月の最終日曜日に試験が行われます。

四肢択一式のマークシート方式、問題数は50問で、試験時間は2時間です。

受験地

試験地は、札幌市・仙台市・東京都・名古屋市・大阪市・広島市・福岡市・那覇市といった場所に限定されています。

試験の内容

マンション管理に関する法令及び実務に関すること
・建物の区分所有等に関する法律
・民法
・建築基準法
・不動産登記法
・都市計画法
・消防法
・住宅の品質確保の促進等に関する法律
・被災区分所有建物の再建等に関する特別措置法
・マンションの建替え円滑化等に関する法律
・マンション標準管理規約
・マンション標準管理委託契約書
・マンションの管理に関するその他の法律

管理組合の運営の円滑化に関すること
・管理組合の組織と運営
・管理組合の業務と役割
・管理組合の苦情対応と対策
・管理組合の訴訟と判例
・管理組合の会計等

マンションの建物及び附属施設の形質及び構造に関すること
・マンションの構造・設備
・長期修繕計画
・建物設備の診断
・大規模修繕等

マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること
・マンションの管理の適正化の推進に関する法律
・マンション管理適正化指針等

これらの4分野から構成されており、2時間で50問を回答。

尚、管理業務主任者試験の合格者は、「マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること」の5問が免除されます。

マンション管理士試験の難易度・合格率

難易度:★★★★★☆☆☆
合格までの学習期間目安:1年~

例年8~9%で推移しています。

難易度が高いにもかかわらず取得メリットが少ないとあって受験者は年々減少する傾向にあると言われています。

合格ラインは35点前後(毎年異なります)



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