ITコーディネータ(ITC)試験

ITコーディネータ(ITC)試験

ITコーディネータ(ITC)は、2001年に通商産業省(現・経済産業省)によって設けられた民間資格です。ITと企業経営の両方の知識を持ち、経営者の経営戦略を実現するIT化支援サービスを行う専門家です。

ITコーディネータの資格は「特定非営利活動法人ITコーディネータ協会」が運営管理を行っています。

IT系の資格ですが、情報処理技術者試験に分類されている資格ではありません。

中小企業基本法の中小企業者が、中小企業基盤整備機構や地域産業振興センターなどを通じ、ITコーディネータを利用して企業の情報化を行うと、
・ITコーディネータ派遣費用の負担
・日本政策金融公庫など政府系金融機関からの融資、無利子リースのほか、
・税制特例措置を利用することが出来る
といった制度があるため、IT系の資格としては独立しやすい資格です。

合格者の半数ほどが、高度情報処理技術者や中小企業診断士、税理士、公認会計士などの資格を併せ持っていると言われています。

ITコーディネータとなるには

ITコーディネータになるには、
ITコーディネータ試験または専門スキル特別認定試験に合格する
ケース研修を受講する
という2つの条件をクリアする必要があります。試験に合格するのとケース研修を受講するのは、どちらが先でも問題ありませんが、どちらか先に取得した方の年度を含めて4年度以内にもう一方を取得する必要があります。

上記2つ条件をクリアした後、資格の認定を受けることで、初めてITコーディネータと名乗れるようになります。

専門スキル特別認定試験とは、ITC試験の一部免除の特典を受けることができる一定の資格保有者が受ける試験のことです。

尚、資格認定は、試験合格とケース研修の受講修了のいずれか先に受けたものを基準年度とし、4年度以内の登録が期限となります。

ITコーディネータ(ITC)試験

受験資格

年齢・性別・学歴に関係なく、誰でも受験できます。

公認会計士、税理士、中小企業診断士、技術士、ITストラテジスト情報処理安全確保支援士などの資格を有する者は、ITC試験の一部免除の特典を受けることができる専門スキル特別認定試験を受けることになります。

参考:一部免除の対象となる資格一覧

試験日時

2018年は、年に2回実施。

1回目の試験の予約は2月頃から3月の上旬頃までに受付され、試験は2月の上旬から3月の中旬に実施。

2回目の試験の予約は7月頃から9月の上旬頃までに受付され、試験は8月の上旬から9月の上旬に実施。

同一開催期間内に1回のみ受験可。

試験の方法

ITコーディネータ試験

CBT多肢選択式100問(必須60問、選択40問)120分

専門スキル特別認定試験

CBT多肢選択式60問 80分

試験の内容

参考:試験の出題範囲と項目

どちらの試験も試験を終了した時点で、「合否結果」と「分野別正答率」が記載された受験記録が渡されます。

受験料

ITコーディネータ試験:19,440円(税込)

専門スキル特別認定試験:9,720円(税込)

資格の有効期間

資格の有効期間は4月から翌年3月までで、毎年資格更新手続きが必要になります。詳細は、下記の資格を維持するにはを参照して下さい。

参考:資格を維持するには

合格基準

試験問題・模範解答・点数・合格基準等は非公表とされています。

合否は即時判定され、試験終了後にスコアレポートが配布されます。

ITコーディネータ試験の難易度・合格率

ITコーディネータ試験の合格率は50~70%前後です。決して難しい試験ではありませんが、ケース研修を受講して修了する必要があります。

ケース研修は、事前学習のeラーニングと6日間の集合研修、フォローアップ研修で構成されています。費用は、21万6,000円(2018年度)と高額ですので、一発で試験と研修をクリアしたいものです。

ITコーディネータ試験の過去問や合格体験記

ITコーディネータ試験の過去問

参考:ITコーディネータ試験 過去問・・・ITコーディネータ試験の過去問。

ITコーディネータの合格体験記

参考:ITコーディネータ試験に受かる勉強方法・・・業務経験がある方でもITコーディネータ試験の対策をしなければ容赦なく落ちます。

ITコーディネータで独立を目指す

参考:ITコーディネータで独立したい方へ・・・ITCとして独立する人も増え、ITCを活用する公的支援策も実施されています。今回は、これからITCになり独立しようという方のために、ITCの活動実態をご紹介します。


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