ITサービスマネージャ試験(SM)

ITサービスマネージャ試験(SM)

ITサービスマネージャ試験とは、情報に関する国家資格の一つで、主に業務システムの運用管理責任者(運用管理・システム管理・オペレーション・サービスデスク等のリーダー)を対象とた試験です。

高度IT人材として、情報システム全体について安定稼働を確保し、継続的な改善、品質管理など、障害発生時においては被害の最小化を図るとともに、安全性と信頼性の高いサービスの提供を行うことができるレベルであるかを問われる国家試験です。

新試験制度のうちレベルのスキルレベル4(スキルレベルは1~4が設定されている)に相当します。

ITサービスマネージャ試験の役割

高度IT人材として確立した専門分野をもち、情報システム全体について、安定稼働 を確保し、障害発生時においては被害の最小化を図るとともに、継続的な改善、品質 管理など、安全性と信頼性の高いサービスの提供を行う者を想定し試験が実施されます。

ITサービスの品質とコスト効率の継続的な向上を目的としてITサービスをマネジメントする業務に従事し、次の役割を主導的に果たすとともに、下位者を指導します。

  1. 運用管理チーム、オペレーションチーム、サービスデスクチームなどのリーダとして、サービスマネジメントプロセスを整備・実行し、最適なコストと品質で顧客にIT サービスを提供する。
  2. アプリケーションに関するライフサイクル管理のうち、システムの受入れ、運用などを行う。また、開発環境を含めて安定した情報システム基盤を提供し、効率的なシステムの運用管理を行う。
  3. ITサービスとマネジメントプロセスの継続的改善を行う。ITサービスの実施状況を顧客に報告するとともに、顧客満足度向上を図る。
  4. 情報セキュリティポリシの運用と管理、情報セキュリティインシデント管理を行い、ITサービス活動の中で情報セキュリティを効果的に管理する。
  5. 顧客の設備要件に合致したハードウェアの導入、ソフトウェアの導入、カスタマイズ、保守及び修理を実施する。またデータセンタ施設のファシリティマネ ジメントを行う。

ITサービスマネージャ試験

受験資格

年齢・性別・学歴に関係なく、誰でも受験できます。

以下のいずれかの場合、本人の申請によってその後2年間、午前Ⅰ試験が免除されます。

応用情報技術者試験に合格した者
②いずれかの高度試験に合格した者
③いずれかの高度試験の午前Ⅰで基準点以上の成績を得た者
情報処理安全確保支援士試験に合格した者
⑤情報処理安全確保支援士試験の午前Iに基準点以上を得た者

試験日時・試験の方法・試験の内容

例年 10月の第3日曜日に実施されます。

午前Ⅰ試験 09:30-10:20(50分)

テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系から30問
※30問×3点または4点で合計 100点

午前Ⅱ試験 10:50-11:30(40分)

テクノロジ系から25問
※25問×4点で合計 100点

・コンピュータ構成要素
・システム構成要素
・データベース
・ネットワーク
・セキュリティ
・プロジェクトマネジメント
・サービスマネジメント
・システム監査
・法務
の9分野から出題

午後Ⅰ試験 12:30-14:00(90分)

※午後Ⅰ:2問×50点で合計100点

午後Ⅱ試験 14:30-16:30(120分)

※午後Ⅱ:1問
※午後Ⅰ・Ⅱ試験(午後Ⅰ:記述式、午後Ⅱ:記述式)

<出題範囲>
1.サービスマネジメントに関すること
2.サービスの設計・移行に関すること
3.サービスマネジメントプロセスに関すること
4.サービスの運用に関すること
5.情報セキュリティの運用・管理に関すること
6.ファシリティマネジメントに関すること

合格者の特典

ITサービスマネージャ試験の合格者は、弁理士試験の科目免除があります。

尚、中小企業診断士の科目免除対象とはなっていません。

また、ITサービスマネージャ試験に合格した者又は午前Iに基準点以上を得た者はその後2年間、他の高度情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の午前Iの科目免除が受けられます。

合格基準

午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後Ⅰ 午後Ⅱ
試験時間 50分 40分 90分 120分
出題形式 多肢選択式
(四肢択一)
多肢選択式
(四肢択一)
記述式 論述式
出題数 30問出題
30問回答
25問出題
25問回答
3問出題
2問回答
2問出題
1問回答
合格基準 100点満点中
60点以上
100点満点中
60点以上
100点満点中
60点以上
ランクA
(合格水準に
ある者)

受験料

5,700円

ITサービスマネージャ試験の難易度・合格率

ITサービスマネージャ試験の合格率は13~14%程度です。

合格率だけをみると、さほど難易度が高いようには感じませんが、業界内でも経験を積んだベテランが受験しますので、実質的な難易度は数字以上に高くなります。

ITサービスマネージャ試験の難易度は、中小企業診断士情報処理安全確保支援士試験ネットワークスペシャリスト試験などと同等と考えてよいでしょう。

合格発表は試験実施日の2ヶ月後です。

ITサービスマネージャ試験試験の過去問や合格体験記

ITサービスマネージャ試験試験の過去問

参考:ITサービスマネージャ試験過去問・・・これまでに出題されたITサービスマネージャ試験過去問題。

ITサービスマネージャ試験試験の合格体験記

参考:ITサービスマネージャ試験(SM)に3ヶ月で合格する最短勉強法・・・ITサービスマネージャ試験(SM)に約3ヶ月の勉強で初回合格。午後2については論文試験なので、勉強せずに実務知識だけでは合格できません。


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